一.
 身体の芯が熱い。

 愛花はしゃがみ込んで必死に耐えていたが、下腹部にじんじんと沸き起こる甘い疼きはおさまるどころか、ますます強まるばかりだった。
  きつく締め上げられたふんどしの奥が

「じゅん…」

 
 

  …と湿ってきたのが自分でもはっきりとわかる。 前触れもなしに突然沸き起こる、甘くせつない疼き。

 きつく締め込まれた六尺褌は先ほどの激しい剣戟の影響でよじれ、女の亀裂に深く食い入っている。その奥ではさらし布で擦られた愛らしい花弁が窮屈そうに身をよじらせながら著しく充血の度合いを増していた。
  ねじられた縦褌は双臀の奥深くまで食い込み肛門を刺激する。
  いつもなら緊張感の中にもどこか甘美な圧迫感をあたえる締め心地が、今日は疼きとの相乗効果を生み出して、愛花の「女」を激しく責め立てている。

  こんなことは以前から何度かあったが、今日の疼きは特にひどい。腰から下がびりびりと震える。
  剣の修行中にそれを感じた時はこっそり厠に立ち、急いで着物をまくって己の花弁をくじったものだった。濡れた蜜壷に指を沈め、花弁の上方にある肉鞘をきつく揉んでやれば簡単に果てて疼きもすぐに収まった。

  が、ここは戦場である。

 

「愛花さま!」

  配下の冬馬が叫んで駆け寄った。
  一瞬、愛花ははっとした。反射的に「来ないで!」と言おうとしたが、その言葉を飲み込む。
 冬馬は心配そうに見つめている。

「大丈夫、いつもの…ことだから…」


  その言葉を搾り出すと、愛花は下を向いてしまった。

 
  本当は股間に指を伸ばし、ふんどしをずらしてひちゃひちゃと思いっきりくじりたい。

  しかし、できない。 冬馬の前では。

  今の愛花にできることは、必死にこらえることだけだった。
  ふんどしに広がっているであろう恥ずかしい染みを見られるのを恐れて、愛花は着物の裾を固く握り、そのまま押し下げた。
 

「何事だ?!」

 父である勘助も駆け寄ってきた。 どうやら追っ手は愛花達に切り伏せられ、退却したらしい。

「お前たち怪我はないか?!」

 それがいつもの疼きであることを見取って勘助は少し安心したようだが、愛花の顔を覗き込むように言った。

「どうだ、歩けるか?」

「は…い…」

 そう答えて立ち上がろうとしたものの、愛花は腰が抜けたようになってその場にへたり込んだ。

 その様子を見た勘助は、一瞬躊躇して、こう言った。

勘助の正体は監督だった!
 
「いかぬな…。一刻も早く此処を離れねばならん。冬馬、おぶってやれ」
「さっ、愛花さま」


  冬馬がしゃがみ込み、その広い背中を向ける。ためらいながらも愛花は身を預けた。
 そして三人は山道を駆け下りてゆく。
 

二.
 冬馬は背中に愛花のぬくもりを感じ、ときめく心を抑えられなかった。
  愛花の柔らかい胸の感触。そして後ろで組んだ両手に当たる、はちきれそうな太もも。甘くかぐわしい体臭。 必死に声を押し殺しているが、時折漏れるせつなそうな喘ぎ声。
  冬馬は不覚にも己のこわばりが硬さをどんどん増してゆくのを感じていた。

 一方、愛花は全身の力を込めて冬馬にしがみつき、必死に疼きに堪えていた。
  しかし辛いのはそればかりではない。荒れた山道を駆け下りる激しい振動で、固くなった乳首が着物と擦れてずきずきと痛むのだ。
  こわばりが足の動きを邪魔したのか、冬馬が石に躓き、がくん、と体勢を崩す。

  その一瞬、不意に訪れた緊張感が愛花の性感をいきなり絶頂まで押し上げてしまった。

「……う……っ!」

 低い嗚咽が漏れ、一瞬、身体がびくびくっとこわばる。
  その時、愛花自身にはわからなかったが、広げられた両脚の奥でぱっくりと口を開けた女の花園が、尿(いばり)とも淫汁ともつかないものを

「ぴゅっ…!!

  …と噴出した。たちまちふんどしの中心部に、

「じわり…」

  …と黄色味がかった染みが広がってゆく。
  そのまま全身から力が抜けた。くるおしい疼きの果てにやっと訪れた安らぎが全身を包んでいた。
  愛花は、そのまま気を失った。

 
(つ づ く)
   
白い六尺褌を締め込んでいる。剣士として当然のたしなみである。その奥には、初々しい蕾が生々しく息づいて… その乳房は豊かに実り、盛り上がった乳輪が男の手に触れられるのを待っている。 愛くるしい顔立ち。笑うと出来る片えくぼが魅力的。 美しい黒髪。その黒髪を好きなだけ伸ばせる日は訪れるのだろうか? 父・山本勘助に鍛えられし剣の腕前。 むっちりした太腿が敵を悩殺する。
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