★ふんどしコラム 24★
 
その27 「鳴海丈作品の魅力」
 
官能時代小説界において男装娘萌えの第一人者ともいうべき鳴海丈。昔から定期的に魅力的なふんどし作品を発表しています。男物より幅の細い「女下帯」という名称を定着させたパイオニアでもあります。気丈な男装娘の登場率が高いわりにふんどし率が低い&描写が淡白、というのが多少気になる点ではありますが、近年の作品ではふんどし描写が充実してきました。
 
  伝鬼活人剣 第2巻 作画:井荻寿一 92/7発売 秋田書店

鳴海丈の漫画原作デビュー作。作画担当の井荻寿一もこれがデビュー作となった。
第2巻では伊賀銀牙組のくノ一達が入浴中に敵に襲われ、あわてて六尺褌を締めただけの姿で応戦する。中の1人が押し倒されて横褌を切り落とされながらも敵を倒すシーンが素晴らしい! 続く第3巻でも銀牙組はふんどし丸出しのくノ一ルックで敵を追跡、風車手裏剣をくらって大木ごと身体を両断されてしまうが、そんなシーンでも しっかりと横褌を切断されており、井荻氏の「横褌切り落とし萌え」がよくわかる。

伊賀くノ一・銀牙組の面々(白六尺)
     
  処刑人 魔狼次 98/1/15初版 徳間書店

本作で締めているのは森蘭丸の子孫・お蘭。前髪を残した寺小姓スタイルの男装美少女、しかも14歳というロリキャラ。主人公の魔狼次に処女を奪われる。袴の下には木綿製の細幅の下帯を締めて両側から柔らかな肉丘をはみ出させ、下帯の中央には染みを作って花園の形状を浮かび上がらせる・・・という描写があり、扇情的。シーンによって下帯を締めていたりいなかったりしてどうも不徹底なのが惜しまれる。

お蘭(女下帯)
     

 

 

炎四郎外道剣2 邪淫殺法 98/5/15初版 桃園書房

見よこの表紙イラストを! 村山潤一氏の描くヒロイン・伊志原薫の艶姿! 胸にはさらしを巻き、下半身はしっかりと下帯を締めている。本文中では「短い下袴」と表記されているのにあえてふんどしを描いた村山氏のふんどし愛をひしひしと感じる。本作は後に「炎四郎外道剣 非情編」と改題され光文社からも再販されているが、絶対にこの桃園文庫版をお勧めする。

伊志原薫(短い下袴)
     
 

叛四郎降魔剣 独り寺社同心事件控 99/6/15初版 徳間書店

表紙に描かれたくノ一の腰に注目。結ばれた黒い横ヒモに萌え! 本作にもふんどしくノ一・ふんどし女剣士は登場しないのだが、 村山潤一氏のふんどしスピリッツはここでも遺憾なく発揮されている。今後作られるくノ一AV・Vシネマでは彼のイラストを実写化して新たな魅力を開拓すべきではないか?

     
  炎四郎外道剣 魔像編 02/7/20初版 光文社

「炎四郎外道剣3 魔像狩り」を改題、光文社から再文庫化したもの。敵キャラとして登場するくノ一・旋風の魅羅が黒い下帯を締めている。炎四郎に飼ってもらおうと細くねじられた黒い下帯を秘裂に喰い込ませながらせまる。表紙イラストの笠井あゆみもちゃんとふんどしくノ一を描くべきだった。

甲賀鬼来四人衆・旋風の魅羅(黒の女下帯)
     
  乱華八犬伝 地の巻 04/12発売 徳間書店

おなじみ馬琴の「八犬伝」を鳴海流エロ時代劇にアレンジした作品。中途半端で終わったのが惜しまれる。この下巻では「素越」(すこし)と呼ばれるサイジタイプのヒモふんどしを締めた海女・菜々が登場! 八月薫の挿絵イラストが大変素晴らしく、セクシーきわまりないふんどし海女を描き出している。

ふんどし海女・菜々(素越)
     
 

城之介征魔剣 07/9/22初版 学習研究社

主人公の城之介を助けて戦う留花・留奈・留衣の根来三姉妹がふんどしくノ一。3人とも白土三平の「カムイ外伝」のような袖なしの上衣を着ており、作中の描写では、留奈と留衣が「幅の狭い茜色の女下帯」を締めていることが明記されている。ヒロインとして男装娘の南蛮小僧扇之助ことお扇も登場するが、こちらの下着は白い木股。いいかげん男装娘のふんどし率を上げて欲しいものです。

くノ一・留奈
(茜色の女下帯)  くノ一・留衣(茜色の女下帯)

     
  乱愛剣法 08/9/22初版 学習研究社

ヒロインは嫡子として育てられた男装の若君・藤丸。主人公の南条大輔と共に川に落ちた藤丸は、たどりついた山小屋の中で濡れた着物をすべて脱がされて、胸に巻いていたさらしと幅の狭い女下帯を干されてしまう。ヒロインが気を失っている間に男にさらしやふんどしを解かれてしまうというのは想像するだけでもたまらない最高の萌えシチュエーション! ここの描写がもっとじっくりだったら神作品になっただろう。

大河内藤丸(女下帯)
     
  乱愛五十三次 09/10/27初版 学習研究社

本作に登場するふんどし海女・津羽女(つばめ)は銀猫お万の手下でレズ関係。黒の素腰だけを身につけた姿でヒロインの男装娘・お北を川に引きずり込む。あいかわらずヒロインの男装娘にふんどし締めさせないのが不満。

ふんどし海女・津羽女(素腰)
     
  乱愛天狗 10/9/28初版 学習研究社

本作に登場する大神娘・みみは六歳の時に狼にさらわれて十数年育てられたため恥じらいを知らないという設定。下着をつけないので周囲が目のやり場に困り、黒い素腰をつけさせるという場面がある。表紙イラストにもエロい素腰が確認できる。

大神娘・みみ(素腰)
     
  ご存じ遠山桜 ふたり金四郎大暴れ!   10/10/20初版 光文社

ヒロイン・井上薫は父の仇を討つために男装して旅立った女剣士。湯にのぼせて気を失ってしまい、浴衣に着替えさせられる間に胸に巻いていたさらし布とT字型の細い女下帯のみならず身体の隅々までを金さんに見られてしまうというシーンがある。遊び人の金さんに処女を捧げてラブラブになるのがたまらない。傑作!

井上薫(女下帯)
     
  乱愛修業 10/12/28初版 学習研究社

ヒロイン・伊上千春は伊上道場の娘で十九歳。幅の狭い女下帯の下に隠された秘所はパイパンでそれを気にしているという設定が素敵。他の鳴海作品よりも女剣士ネタがクローズアップされた内容なのでお勧め。笠井あゆみの表紙イラストもずり落ち気味の袴を押さえながら女下帯+さらし姿で刀を構える千春をど真ん中に描いていて非常に購買意欲をそそる。

伊上千春(女下帯)
     
  黒十手捕物帖 血染めの花嫁 11/3/22初版 学習研究社

二十一歳の香苗姫は小姓姿で市中に出て夜な夜な辻斬り(といっても峰打ち)をするサディスト。駒形の誠次に諌められ処女を奪われる。香苗姫はあくまで脇役なので登場シーンは少なく物足りない感も。

二階堂香苗(女下帯)
     
  美女斬り御免! だるま大吾郎艶情剣 女侠編 11/6/28初版 学習研究社

「プレイコミック」連載分に加筆しての文庫化。ヒロインの郷田真紗実は男装の女剣士で天地合一流の達人。主人公の大吾郎を強盗と思って斬りかかり、返り討ちにあい処女を奪われてしまう。以来、被虐の快感に目覚めてしまい大吾郎につきまとい恋人になるという定番の展開。本編では3回ほど大吾郎とまぐわるシーン有。ふんどし一丁の真紗実を描いた八月薫の表紙イラストも素晴らしい。

郷田真紗実(女下帯)
     
  艶色美女やぶり 若殿浪人乱れ旅 11/9/27初版 学習研究社

98年に徳間文庫から出た「艶色五十三次 若殿様女人修行編」「艶色五十三次 若殿美女づくし編」の2冊を1冊にまとめ改題したもの。主人公・松平竜之介の命を狙う山賊娘・お初の下着が女下帯。極細で色は黒、「よじった布をT字型に締めている」 という記述がある。

山賊娘・お初(黒い極細の女下帯)
     
  黒十手捕り物帖 尼僧地獄 12/2/28初版 学習研究社

この2作目でも男装の女剣士・二階堂香苗が登場する。誠次におねだりするシーンでは白い女下帯の両脇から恥毛をはみ出させていやらしい愛液の染みを作り、敵に捕らえられるシーンでは袴を切り裂かれて股間の女下帯を見られるなど、前作よりもふんどし描写が充実しているのでお勧め。

二階堂香苗(白の女下帯)
     
 
 

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