巻の三 淫虐の罠

  愛花は夢を見ていた。
  夢の中で幼い頃の自分に戻っていた。男の子達に混じって、野原を駆け巡りながら木の棒でチャンバラをしていた。愛花の腕前では相手を簡単に叩き伏せてしまう。男の子達がつまらない、と言って一人また一人と去っていく。必死に追いかけるのだが、何故か追いつくことができない。

  「待ってよ〜!」

  泣きながら愛花が屋敷に戻ると、そこには何故か凜がいた。

  「あらあら、どうしたの?」

  思わず凜の胸に飛び込んでいく。凜は何も言わずに抱きしめてくれた。愛花は優しいぬくもりに包まれてなんともいえない気持ち良さにひたっていた。ずっと、このままこうしていたい…。

 愛花は意識を取り戻した。身体が痛い。その手足は縛られ、床に転がされていた。
  どやどやと忍び装束の男達が入ってくる。見れは昨夜の野武士達ではないか。

  「ずっと探しておったぞ、女。
   よくも御館様をやってくれたな。あのまま逃げられると思うたか?」
  「あれはわしらが仕組んだ芝居じゃ、まんまとひっかかってくれたのう。」


  愛花は、ふと中の一人が自分の倒した甲州忍群頭領・戌丸にそっくりなことに気がついた。不敵に笑うその男は、勝ち誇ったように言い放った。

  「この顔に見覚えがあろう? わしは戌丸の弟、山猫じゃ。
   兄者の受けた苦しみを何倍にもして返してやろうぞ…。
   たっぷりと恥と苦痛にまみれた後でじっくり殺してやる!」


  目を見開いて戦慄する愛花の前に、凜が連れてこられた。

  「この女は俺達に飼われておるのよ! 可愛がってもらうためなら何でもする女よ!」
  「こいつの乳首には、たっぷりと眠り薬が塗りこんであったのじゃ。」
  「愛花ちゃん、ごめん…こうするより仕方なかったの…」


  凜は後ろから着物のすそをまくられ、忍者達に胸元から手を入れられ、乳房と股間を揉みしだかれている。
  言葉を失ってその姿を見つめる愛花は、小刻みに肩を震わせていた…。

 愛花を待っていたのは、過酷な肉刑だった。
  右手足と左手足をそれぞれきつく縛られ、決して脚を閉じられないように固定された。
  自らの汚したふんどしを切り裂かれて口中に詰め込まれた。猿轡にされては舌を噛むことも許されない。
  肉の便器と成り果てて愛花はひたすら犯され続けた。食事も休む間も与えられなかった。
  凜に裏切られたというショックが完全に気力を奪っており、愛花は抵抗らしい抵抗は見せなかったが、仲間の大半が愛花に殺されたという事実を重く見て、甲州忍者達は念には念を入れたのだった。

  口が使えないとなれば、残る穴は女陰と菊門の二つしかない。そのすべてが男の精液で汚し尽くされた。
  男を知らない後ろの処女穴に、唾をつけた太い指が進入し、道筋を確保すると前戯もなしにめりめりと肉棒がめり込んだ。激しい痛みに思わずくぐもった叫び声を上げる愛花。
  肉を裂き、直腸の奥まで達する肉棒。様々な角度で前後から激しく突き上げる律動。
  その果てに放たれる白濁液がびしゃびしゃと愛花の身体の奥まで染み込んでゆく…。

  「凜が地ならししておいたおかげで、具合よう吸い付くわ!」
  「ほれほれ、もっと抗ってみせろ!」
  「腹の中にたっぷりと子種を注ぎ込んでやるぞ!
  どうせこれから死ぬる身だ、孕んだ子も道連れにしてゆけ!」


  甲州忍者達が口々に叫ぶ嘲りにまじって聞こえてくる愛花の呻き声。それを聞き、凜は部屋の隅で必死に耳を塞いでいた。

 愛花の身体を丸一昼夜犯し続け、さすがに疲れを見せた甲州忍者達は向こうの土間でまどろんでいた。気を失った愛花は縄も解かれず、放置されていた。
  そんな愛花に、一つの影が近づいてきた…。それは忍び装束に身を包んだ凜であった。
  凜が近づいても愛花は死んだようにぴくりとも動かなかった。殴られた顔や青黒い痣が残り、その乳房には痛々しい歯形がつけられている。太ももの付け根で固まった精液の染みがごわごわとしたひきつれを作っている。
  そして大きく広げられたまま固定された両脚の中心には、赤黒く腫れ上がった花弁がぱっくりと口を開けていた。その鮮やかな肉庭は完全に飛び出して、開ききった膣口からは精液が流れ出している。そしてその下には、大きく裂けて血にまみれた菊門があった。半開きになって血の混じった汁を垂れ流している。

  「ごめん…ごめんよ…愛花ちゃん…」

  そう呟いた凜はくないを取り出して縛めを断ち切ると、愛花の裸身にマントをかぶせ、肩に担いだ。

  「ここから逃げて…どこか二人だけで静かに暮らそうね?」

  朦朧とした意識の中で、愛花はそんな凜の声を聞いた。

 

巻の四 残酷で淫靡な処刑

  「凜。お主一体どこへ行くつもりだ?」

  愛花を担いで森に入った凜を、呼び止める声がした。山猫の声だ。振り向くと山猫の後ろには手下も控えている。

  「こんなことだろうと思っておったわ。」

  愛花を肩から下ろして身構える凜。山猫は続けて呼びかけた。

  「無駄だ! お主の腕でわしらに勝てると思うてか?」
  「どうだ? 今すぐこの女を連れてすぐ戻れば、忘れてやっても良いのだぞ?
  お前もそろそろ可愛がって欲しかったのだろう?」
  「…うるさい! あたいは…もう決めたんだ! お前らの思い通りにはならない!
  愛花ちゃんを…むざむざ殺させるもんか!」
  「そうか…そんなにこのガキが気に入ったか…ならば死ねい!」


  …と、同時に山猫に斬りかかった凜の身体は四方三方から甲州忍者の刀に貫かれていた。
  どっと崩れ落ちた凜は、愛花に向かって何か一言二言呻くと、こときれた。

  「いやあああああああああああ!!!!」

  ようやく正気を取り戻した愛花は凜の亡骸を前に思わず叫んでいた。

 その日。
  再び捕らわれの身となった愛花は麓の村まで護送された。
  愛花のいでたちは逃げ出した時のままで、手甲と脚絆を身につけただけの素っ裸。もちろん着物を着せないのはわざとである。 口中には、今度は甲州忍者達の汚れきったふんどしが目一杯詰め込まれ、ふくれて歪んだ顔を笑い者にされた。
  愛花は山猫達が用意した竹を「井」の字形に組んだ輿に手足を括り付けられて運ばれてゆく。
  男達に担がれたまま山道を下りる愛花の姿には、村に入るとたちまち百姓達が群がった。 こんな美しい女を見たことがないのだろう、百姓達は愛花の身体に荒々しく手を伸ばし、傷ついた女陰には何本も指が潜り込み、乳房を揉みしだいた。
 傷口を広げられ、 苦痛に顔を歪める愛花。山猫はそれを見ても別段止める様子もなく、下卑た嘲りの笑みを漏らすのみであった。
  うら若き女が恥ずかしい隠しどころも丸見えのあられもない姿で運ばれ、死にも勝る生き恥をさらすという行為自体が亡き兄の復讐であり、信玄公を討った憎い仇を捕らえた凱旋の行進でもあった。

  そうして村に到着すると、公開処刑がいそぎ執り行われることとなった。
  村の広場に立てられた二本の杭。その間で両手両足を大の字に固定された愛花。
  痛々しい傷跡を残す裸身を隅々までさらす惨めな姿をにやにやしながら見つめる山猫。
  山猫 は、好奇の目を向ける村人達の前で高らかに言い放った。

  「皆の者、よーく聞け!
  この小娘は信玄公の陣所に忍び込んで寝首をかこうとした不届き者!
  今からこの女の身体中を切り刻み、じっくりと嬲り殺す! まずは乳房じゃ!」


  そう言った山猫の刀が愛花の胸に迫った時、突然叫び声が上がった!
  山猫が振り向くと、周囲にいた手下達が手裏剣をくらって口々にうめいているではないか! 

  「な、何奴?!」

  叫ぶ山猫の前に、どこからともなく黒装束の男が現れた。その男は一瞬にして手下どもにとどめを刺すと、ゆっくりと近づいてきた。

  「俺は服部半蔵よ。」
  「なんだと? たわけたことを申すな!」
  「それはお主自身の腕で確かめたらどうだ?」


  半蔵(若林立夫)は目をむいて相手をにらみ、挑発する。
  山猫の一撃! それを難なくかわすと、半蔵は山猫の肩口を切り裂いた。

  「うぐっ…!」

  持っていた刀がだらりと下がり、山猫は呻きながらしゃがみ込んだ。
  半蔵は愛花の手足の縄を立ち切ると、どこから持ってきたのか愛花の愛刀とマントを手渡す。
  無事な腕に刀を持ち替えた山猫が、立ち去ろうとする愛花に斬りかかった。

  「愛花!斬れ!!」

  半蔵は鋭く叫んだ。
  次の瞬間、黒いマントがひらめいて愛花の白い裸身が宙に舞い、山猫の身体はどうと倒れた。
  村人達は、一体何が起こったのか理解できないまま、去ってゆく半蔵と愛花を呆然と見送っていた…。

 それから数刻のち。
  山中の川で汚れきった身体を洗い清め、手当てを受けた愛花は、山道を行く半蔵の背に揺られている。
  愛花は半蔵の手当てに対して従順で終始無言だった。大きく脚を広げて尻を持ち上げられ、著しい裂傷を負った女陰と菊門に焼酎を吹き付けられた時はさすがに苦悶の声を漏らしたが。
  愛花の股間には真新しいさらし布が当てられ、包帯代わりのふんどしが締められている。

  「愛花、わしは家康公の命を受け、ずっとお主を見張っておった。
   お主がこれからも使命を果たすことのできる器かどうかを、見極めるためにな。」
  「………………」


  愛花は、何も答えなかった。

  「戦乱の世はまだまだ続く。
   凜のように不幸な娘はこれからも生まれ続けるであろう。
   太平の世を築くため、家康様の許でお主のその腕を振るわぬか?」


  半蔵の低く重い響きのある声に、愛花は小さく頷いた。

  「やります。」
  「こんな辛い哀しい思いをするのは私だけでたくさんだ…」


  そう呟く愛花の目には、涙が浮かんでいた。
  愛しい人々の面影を胸に抱き、おのれの剣を罪なき人のために使おうと誓った愛花の行く手には何が待っているのか?
  それは誰にもわからない。(完)

 
(も ど る)
(外 伝 そ の 一 へ)
   
白い六尺褌を締め込んでいる。剣士として当然のたしなみである。その奥には、初々しい蕾が生々しく息づいて… その乳房は豊かに実り、盛り上がった乳輪が男の手に触れられるのを待っている。 愛くるしい顔立ち。笑うと出来る片えくぼが魅力的。 美しい黒髪。その黒髪を好きなだけ伸ばせる日は訪れるのだろうか? 父・山本勘助に鍛えられし剣の腕前。 むっちりした太腿が敵を悩殺する。
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